研究室活動

2011 KU-UTC Joint Training Course of Road Infrastructure Asset Management/ Transportation Planning

2011 KU-UTC Joint Training Course of Road Infrastructure Asset Management/ Transportation Planning

2011年度 道路インフラアセットマネジメント/交通計画に関する京都大学・ベトナム交通通信大学ジョイントトレーニングコース

日時:平成23年9月22-24日

場所:ベトナム交通通信大学

平成23年9月22-24日にかけて,ベトナム交通通信大学(UTC, University of Transport and Communications)において,道路アセットマネジメント及び交通計画に関するサマーコースを本大学院の主催,経営研究センター共催のもとで開催しました。道路アセットマネジメントに関するサマーコースは2005年度から,交通計画に関するサマーコースは2009年度から開催しており今年でそれぞれ7回目,3回目を迎えます.

道路の建設・維持管理の問題は,先進国のみならず発展途上国でも見られる共通の課題です.ベトナムにおいてもその問題は顕在化し,適切な維持管理のスキーム,データ収集・データベースの構築が求められています.道路アセットマネジメントに関するサマーコースでは,本大学院から小林潔司教授,河野広隆教授,澤井克紀教授,工学研究科から大津宏康教授,塩谷智基准教授,大阪大学から貝戸清之准教授,岐阜大学から沢田和秀准教授,ベトナム交通通信大学からNguyen Viet Trung教授,Nguyen Dinh Thao講師,チューリッヒ工科大学からNam Le Thanh研究員,NEXCO総研から神谷恵三氏,青木圭一氏,阪神高速株式会社から坂井康人氏,PASCO Corp.から青木一也氏,片平エンジニアリング・インターナショナルの加藤恒夫氏が講師として参加し,合計15コマに及ぶ講義を実施しました。さらに,今年度は15コマの講義に加え,2011年7月に開始されたJICAの道路維持管理能力強化プロジェクトを考慮して,アセットマネジメントシステム”Kyoto Model”の試行版を実際のパソコンを用いて参加者に利用してもらう講義を実施しました。約30名が参加し,ベトナムにおけるアセットマネジメントの実践課題について多くの質疑応答が行われました.

また,発展目覚ましいベトナムにおいても交通計画の重要性は高まっています.交通計画に関するサマーコースは,その基礎概念や費用便益分析,交通計画を実践するために必要な知識を提供することを目的として実施しています.本大学院から小林潔司教授,工学研究科から松島格也准教授,金広文准教授,大西正光助教,吉田護助教が講師として参加しました,また,現地に則した講義を行うため、ベトナム側からベトナム交通省・交通開発戦略局長のLy Huy Tuan氏,ベトナム交通通信大学からNguyen Trong Hiep講師を本サマースクールの講師として迎えると同時に,より実務に近い立場から交通計画を理解してもらうため,中央復権コンサルタンツの千田祐一郎氏,交通工学,交通分析を専門とする国際コンサルタント会社Perunding Trafik Klasik Sdn BhdのChin Kar Keong氏を講師として迎え,三日間合計で15コマの講義を実施しました。本サマーコースには,ベトナム交通省関係者,UTCの若手講師,学生ら約40名が参加し,交通計画の適用事例に対して数多くの質問がなされ,交通計画の実践に対する関心の高さが強く示される結果となりました.

これらの二つのサマーコースは来年度以降も継続して実施していく予定です.

 

最終更新日 2013年2月24日(日曜)09:39

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