開催日:2010年9月20-21日
場所:京都大学百周年時計台記念館
主催:マンチェスタービジネススクール・京都大学経営管理大学院
スポンサー:英国公認会計士協会
PFIやPPP等は、民間の資金とノウハウを活用して効率的に政府サービスを提供する方法として世界の多くの国々で実施されていますが、官民のリスクの分担や、各国の政治的・歴史的な背景、関連する法律等によって様々な発展の経路や実施スキームを取っています。そこで研究チームは、それぞれの国のPFIやPPPの特徴を比較し、情報を共有する事によって各国、地域に適したPFIのあり方を検討しています。今回のワークショップでは、チームメンバーが一堂に会し、それぞれの国におけるPFIの状況の発表と意見交換を通じて、情報の共有と取りまとめが行われました。
ワークショップには、研究チームのメンバーである、マンチェスタービジネススクール(イギリス) Graham Winch教授、EcoledesPonts ParisTech(フランス) Elizabeth Campangnac教授、National Hanbat University(韓国) Myungsik Do准教授、National University of Singapore(シンガポール) Asanga Gunawansa助教、Chulalongkorn University(タイ) Veerasak Likhitruangslip助教、Institute of Technology Bandung(インドネシア) Pradono教授、International Islamic University Malaysia(マレーシア) Khairuddin Abdul Rashid教授、清華大学(中国) ShouQing Wang教授、京都大学(日本) 小林潔司教授、大西正光助教、Gautam Ray教授(インド)の11名のほか、京都大学 石原克治教授、澤井克紀教授、および京都大学の学生などの聴講者が参加しました。また、21日にはゲスト講演として内閣府民間資金等活用事業推進室の武藤秀樹氏より、日本のPFI政策に関する講演が行われました。
研究メンバーによる、各国のPFI/PPPについての発表とそれに引き続く質疑応答・意見交換のほか、21日の午後には、討議セッションが開催され、参加者による活発な議論が交わされました。ワークショップの最後には、研究代表者であるWinch教授より、各国のケースを比較することにより,国ごとでPPP/PFIが活用される背景と機能はさまざまであり,われわれは極めて有用な知見を得たとのコメントが寄せられ、ワークショップは盛会のうちに閉会しました。本研究の成果は、今後、出版という形で公表される予定になっています。
会議プログラムはこちらをご覧ください。
最終更新日 2013年2月22日(金曜)13:51