○略歴
昭和55年4月 東京都立駒場高等学校入学
昭和58年3月 東京都立駒場高等学校卒業
昭和59年4月 東京理科大学理工学部機械工学科入学
昭和63年3月 東京理科大学理工学部機械工学科卒業
昭和63年4月 日本道路公団入社
平成17年9月 日本道路公団解散
平成17年10月 中日本高速道路株式会社入社
現在 京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻 社会人Dr
○研究内容 (研究テーマ：大規模交通管制システムの最適更新戦略に関する研究)
交通管制システムに代表される情報システムの世界はモデルのライフサイクルが短く，且つ極めて多くの種類の機器で構成される複雑な構造を有しているから，交通管制システムの建設費，供用後の維持費と修繕費，更新費や安全に関する被害，環境への被害を被害，経済性に関する被害，情報システムの技術的陳腐化と，情報システムの動的故障過程を同時に考慮に入れて，これらの数多くある個々のシステム・機器の最適化（再構築）も考慮した更新戦略を検討する必要があります．以上の問題意識の下に，本研究では，情報システムが膨大な数の機器群で形成される大規模システムであること，システムが階層構造を有しており，個々の機器の故障が施設全体の故障に発展する可能性があること，情報システムの物理的劣化だけでなく，陳腐化等に代表されるようにシステムの機能的劣化も重要な管理項目となること等に鑑み，情報システムのアセットマネジメントとして，機器レベル，システムレベル，機能レベルという，マネジメントレベルの差異に配慮した手法の開発を行っています．
○研究活動・実績
確率的劣化予測モデルを用いた最適点検・補修・更新政策に関する研究が，平成18年度土木学会論文賞を受賞
○論文
津田尚胤，貝戸清之，山本浩司，小林潔司：ワイブル劣化ハザードモデルのベイズ推計法，土木学会論文集Ｆ, Vol. 62, No. 3, pp.473-491,2006.
貝戸清之，山本浩司，小林健吾，岡田貢一，小林潔司：ランダム比例ワイブル劣化ハザードモデル：交通管制システムへの適用，土木学会論文集Ｆ投稿中.
山本浩司・青木一也・貝戸清之・小林潔司：劣化現象を考慮した大規模交通管制システムの動的故障分析，土木学会論文集Ｆ投稿中.
青木一也，山本浩司，小林潔司：劣化予測のためのハザードモデルの推計，土木学会論文集，No.791/VI-67，pp.111-124，2005.6．
青木一也，山本浩司，津田尚胤，小林潔司：多段階ワイブルハザードモデル，土木学会論文集，No.798/VI-68，pp.125-136，pp.125-136，2005.9．"
青木一也，山本浩司，小林潔司：トンネル照明システムの最適点検・更新政策，土木学会論文集，No.805/VI-69，pp.105-116，2005.12．
青木一也，山本浩司，小林潔司：時間依存型劣化過程を有するシステムの集計的最適点検・補修モデル，土木学会論文集Ｆ，Vol. 62, No. 2，pp240-257，2006.4.
中西淳朗，山本浩司，横田昌弘，上原陽一：RISK ASSESSMENT ANALYSIS FOR WATER SPRAY OPERATION，Safety in Road and Rail Tunnels（SIRRT）
西塚桂一，山本浩司：冬期における路面観測データーの運用検討，第26回日本道路会議
後藤真，山本浩司：路面性状値を取り入れた融雪設備制御検討について，第25回日本道路会議
○研究報告
山本浩司，青木一也，小林潔司：アセットマネジメントに基づくIT資産の評価手法検討，第27回日本道路会議
山本浩司，青木一也，織田澤利守，小林潔司：トンネル非常用設備の最適点検・更新政策，日本機械学会 2007年度年次大会
山本浩司，青木一也，小林潔司：道路付帯施設アセットマネジメントシステム，第31回土木学会情報利用技術シンポジウム
山本浩司，青木一也，小林潔司：道路付帯施設の最適点検・更新政策，第26回日本道路会議
山本浩司，斎藤淳，植村哲士，井口典夫，木下栄蔵：東北地方の地域特性を鑑みた道路施設の機能評価，第30回土木計画学研究・講演集
山本浩司，植村哲士，木下栄蔵：東北自動車道 蔵王ＰＡ～仙台南ＩＣ間 交通安全対策設備の機能評価に関する検討，2004年日本日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会
岩田久志，山本浩司，西塚桂一，東秀雄，中尾慎一，宮崎善行：乾燥路面における残留塩分計測方法の検討：第3 回ITS シンポジウム2004
岩田久志，山本浩司，伊藤清：車載型塩分濃度センサの開発，第2回ITSシンポジウム2003
後藤真，山本浩司，平俊勝：路面性状センサーによる積雪寒冷度合の把握と融雪エネルギーの省力化，第26回日本道路会議
水野明哲，佐藤忠夫，服部保二，山本浩司，加納竜夫：Interference of Contaminated Air in Successive Tunnels Linked by a Snow Shed，10th International Symposium on AERODYNAMICS AND VENTILATION OF VEHICLE TUNNEL，British Hydromechanics Research
山本浩司，判田晃弘，皆川浩二，小林稔：トンネル換気運転支援システム試行導入について，日本機械学会 2005年度年次大会
最終更新日 2013年2月22日（金曜）13:53