ナラティブ計画論
災害による被害を小さく抑えるためには、インフラ整備だけでなく、災害が起こる前からの備えや、人と人との関係づくりが重要です。ナラティブ計画論は、住民や行政、現場の担い手がもつ経験や語りに目を向け、それらを計画や意思決定に活かそうとする考え方です。本研究室では、地域に生きる人びとの知恵や経験といった民俗的な側面にも着目し、住民とともに考えるボトムアップの研究に取り組んでいます。特に鹿児島・桜島を対象に、大規模噴火時の広域避難を題材として、住民のナラティブを活用しながら、主体性を引き出す実行可能な避難の仕組みを築くための計画論を探究しています。

桜島大噴火に備える地域住民の集まり
「さくら会」
研究テーマ例
- 火山災害防災における住民の主体形成過程の構造化に関する研究
- 土木民俗学の構築に向けて ─民俗知に根ざした土木計画実践の検討─
- 言葉の変遷に着目した公共事業における公共的意思決定に関する研究
- 大規模火山噴火防災のための専門家と住民の共同活動を通じた住民の行動変容に関する研究(2025年修士論文)
